群馬県甘楽町の長厳寺の裏の山の中にある磨崖仏(まがいぶつ)についての記事。
甘楽町にある大きな顔だけの仏様です。
甘楽町で巨大な仏さまに手を合わせて心を洗いたいという方は是非参考にしてみてください。

- 甘楽町の磨崖仏は長厳寺の裏の山の中にある。
- 磨崖仏はでかい!
- そこまできつい坂や道ではないが、行くなら運動靴の方が無難は無難。
実際に甘楽町の長厳寺まで磨崖仏を見に行った時の動画です↓

甘楽町の長厳寺の裏山に磨崖仏があるらしい。
甘楽町の長厳寺さんの裏山に磨崖仏があるとふと聞いたので行ってみたくなり、行きました。

磨崖仏というのは持ち運べる仏像ではなく、岩壁などに直接彫った仏様の事です。
盗難の危険がないというメリットがあります。
この理解が正しいか不安なのでWikiでも調べてみたら大体あってました。
磨崖仏(まがいぶつ)は、そそり立つ岩壁や岩壁を龕状に彫った内側に刻まれるなど、自然の岩壁や露岩、あるいは転石に造立された仏像を指す。切り出された石を素材に造立された石仏(独立石仏)は移動することが可能であるが、磨崖仏は自然の岩壁などに造立されているため移動することができない。
引用元 wikipedia:磨崖仏
ちなみに僕は僧侶です。
磨崖仏というのもそんなには無いものかな?と思います。
そんなものが群馬県の西毛地区にあるなんて…!
磨崖仏までの行き方!実際に行ったけど険しくはない。
甘楽町の磨崖仏は長厳寺というお寺の裏山にあります。
という事で実際に行ってみました。
長厳寺さんの前に来ました↓
目印は6体並んだお地蔵さんです。
6体並んでいるとかなりご利益がありそう…
六地蔵に行くには、長厳寺さんの境内を通って裏山に行きます。
まず門から入ります。
門をくぐる前に3回、木魚をたたいて、それから合掌するようです。
仮にもお参りに来てるわけですから、しきたりに従いましょう。
門をくぐって、長厳寺さんの本堂に礼。
そのまま右を向き進みます↓
磨崖仏に進む為の道はこちらであっているようです。
途中に毘沙門天を祭っているお堂がありました↓
由来を説明する看板も↓
毘沙門堂を後に、少し進むと今度は観音様を祭っているお堂が。
けっこう古いですが、中は荒れているのでしょうか…?
観音堂を後にもう少しだけ進みます。
すると分かれ道が。
右が「無心の道」
左が「清心の道」
磨崖仏は左の「清心の道」を進んだところにあります。

清心の道に進んで、少し歩くとすぐに磨崖仏が!
(磨崖仏の画像は次章にて!)
【画像】磨崖仏がこれ!
近づいて見るとかなりの大きさ…
地元のJAのHPに下記のような記述がありました。
甘楽町小幡の長厳寺の裏山にある摩崖仏は、仏教彫刻に深い関心を持った吉田文作さん(故人)が、ご自身が60歳を迎える前に完成させようと、昭和54年から6年の歳月をかけて彫り上げたものです。
この摩崖仏は、高さ10メートル、幅8メートル、奥行き2メートルあり、当時、日本一の大きさと言われました。
吉田文作さんは一般の方のようで、一部ではご利益が無い?みたいなことを言われているようですが、そんな事はありません。
仏像を彫る行為は、心の中の仏様が現わすもの。
心の中には皆さんに本物の仏さまがいますから、一般の人が彫った仏像でも莫大なご利益がありますよ!
それにしても当時は日本一の大きさと言われたのか…すごすぎる!
僕の娘と比べると大きさが多少伝わるでしょうか…?
磨崖仏の下には犬や亀のような彫り物もありました。
なんだかちょっと不気味?
亀と犬に見えますが、よく考えたら玄武と白虎なのかも知れません。
分からないですが…
ちなみに、長厳寺の裏山には他にも達磨岩や六尺観音といった色々な見ものがあります。
僕は今回娘をおんぶしていたので、断念しましたが、磨崖仏に来たら是非ご一緒にセットで見てみて下さい!
長厳寺の磨崖仏の詳細
磨崖仏の詳細を載せておきますね↓
スポット名 | 磨崖仏 |
住所 | 群馬県甘楽郡甘楽町大字小幡1926 長厳寺の裏山 |
定休日 | 無しだが、夜は絶対やめた方が良い。 |
営業時間 | 昼間に行きましょう。 |
駐車場 | あり。 |
磨崖仏そのものへの地図では無いですが、長厳寺の地図を載せておきます。(磨崖仏はその裏山の中にあります)